スラストデー
チャートのパターン分析で「スラストデー」って、ご存じですか?
当日の終値が前日高値を上回って引けた日が「アップスラストデー」、
当日の終値が前日安値を下回って引けた日が「アップスラストデー」です。
スラストデーは頻繁に起きるため、単発のスラストデーはあまり重要ではありませんが、前日の高値・安値と当日終値の差が大きい場合は、勢いが強いことを表し、注目度や重要性は増してきます。
特に、その日の高値が前3日の高値より高く、その日の安値が後3日の安値より低いローソク足は「ランウェイアップ」として、その後の相場の動きに一定の支配力を持つことが多く、サポート(支持帯)として機能しやすいようです。
このことは、その日の安値が前3日の安値より低く、その日の高値が後3日の高値より高いローソク足(「ランウェイダウン」)についても、当てはまり、レジスタンス(抵抗帯)として機能しやすいようです。
「スラストデー」の応用とも言える「ランウェイ」は、当日のローソク足が確定してから、3日以上経たないと、その成否が判定できませんが、中期的なトレンドを認識するには有効な概念だと思いました。