米国の中央銀行の体制って?

中央銀気と言えば、わが国では日銀ですが、米国ではどうなっているのか気になり始めたので、調べてみました。🗽

 

まず、トップに連邦準備理事会(以下「FRB」と言います。)というものがあり、その下に幾つかの地区連邦準備銀行(以下「連銀」と言います。)があります。

 

FRBの構成は、議長1名、副議長1名、規制担当副議長1名、その他の理事数名であり、現在は、❶パウエル議長、❷グラナダ副議長、❸クォールズ規制担当副議長、❹ブレイナード理事、❺パウマン理事、❻ウォーラー理事、❼ウィリアムズ理事(NY連銀の総裁と兼任)がいます。

 

以上とは別に、連邦公開市場委員会(以下「FOMC」と言います。)と言う金融政策決定会合が年4回行われることになっていて、❶~❼の面々はFOMCのメンバーでもあります。その他に、各連銀から持ち回りで4行の総裁が1年限定でFOMCのメンバーになります。今年は➀エバンス総裁(シカゴ連銀)、②バーキン総裁(リッチモンド連銀)、③ボスティック総裁(アトランタ連銀)、④デイリー総裁(サンフランシスコ連銀)がFOMCメンバーとなっています。これらの方々の発言は金融市場を動かすトリガーになりがちでありますが、1年ごとの持ち回りなので、今後の見通しを織り込もうとする市場の性質上、来年に就任予定の連銀(ⓐクリーブランド連銀、ⓑフィラデルフィア連銀、ⓒダラス連銀、ⓓミネアポリス連銀)の各総裁の発言も重要になってきます。